海外FXには、国内FXにはない魅力的な特徴がありますが、日本の金融庁が認可していない外国のFX業者を利用するため、魅力と同時にリスクも抱えています。
また、ネットやSNS上には「海外FXはおすすめしない」や「海外FXは危険」など様々な意見があります。
しかし、海外FXは本当に危険でおすすめができないものなのでしょうか？
この記事では、海外FXがおすすめしない理由が本当かどうかを解説します。また、海外FXのメリットとデメリットを比較し、利用してはいけない業者の特徴やおすすめできる業者の選び方を紹介します。
この記事を読むことで、海外FXに関する正しい知識を身につけ、自分に合った海外FX業者を見つけることができます。
- 海外FXをオススメしない理由はリスクが高いから
- オススメしないと言われているのは万が一のリスクがあるから
- 選んではいけない危険な業者は信憑性のなさで見抜く！
- 信頼度の高くリスクを抑えることのできるオススメ海外FX業者は3社！
海外FXはおすすめしない理由
海外FXはおすすめしないの理由
ここでは海外FXをおすすめしない理由としてよくあげられるものをいくつか解説していきます。海外FXを検討する上ではデメリット、及びリスクにあたる部分ですのでしっかりとチェックしていきましょう。
金融庁未登録であり警告を受けているため
海外FX業者は、日本の金融庁が認可していないため、日本の法律や規制に従う必要がありません。だからこそ柔軟な取引や設定が可能であるのですが、そのメリットと表裏一体のデメリットが未登録だからこそ危険な場合があるということです。
悪質な業者が続出したため、金融庁は、海外FX業者に対して警告を発しており、利用者には注意を促しています。
また、場合によっては金融庁未登録の業者を利用することは、違法行為に当たる可能性もありますので、業者選びは慎重に行う必要があります。
万が一の時に預けたお金が戻ってこない
先述の理由から、海外FX業者を利用する際には、下記の重要な点に留意する必要があります。
それは日本の金融庁の保護が海外FX業者には適用されないということです。つまり、もし海外FX業者が倒産したり、不正行為によって資金が流用された場合、預けたお金を回収することができない可能性が高いということです。
なかには、証拠金すべてをそのまま持っていかれてしまった事例もありますので、業者自体の信憑性には十分留意する必要があります。
悪質な出金拒否をされるリスクがある
海外FX業者の中には、悪質な出金拒否を行う業者も存在します。
出金拒否とは、利用者が口座からお金を引き出そうとすると、理由もなく出金できない状態になることです。出金拒否の理由としては、利用規約違反や不正取引の疑いなどが挙げられますが、実際には根拠のないものも多くあります。
出金拒否をされると、自分のお金を取り戻すことが非常に困難になります。先程のように倒産や不正行為での資金流用以外にもお金が戻ってこないリスクを抱えているのです。
スプレッドが広く思うような取引が出来ない
スプレッドとは、売値と買値の差のことで、FX取引における手数料のようなものです。
海外FX業者は、国内FX業者よりもスプレッドが広い傾向にあり、取引コストが高くなりがちです。そのため、利益を得るためにはより大きな値動きが必要になり、国内業者と同じような小さな値動きでの利益は出すことができません。
スキャルピングなど小さな値動きでの取引を主軸にしていた方としてはスプレッドが広いことは大きなデメリットとなるでしょう。
ハイリスクハイリターン取引が出来てしまう
海外FX業者の最大の魅力は、ハイレバレッジを活かした取引ができることです。
レバレッジとは、自分の資金以上の取引ができる仕組みのことで、例えば1000倍のレバレッジをかけると1万円で1000万円分の取引ができます。
ハイレバレッジを使えば少額から大きな利益を狙えますが、同時に大きな損失も被る可能性があります。
ハイリスクハイリターンの取引は、経験や知識が不足していると破滅につながることもあります。そのため、慎重な取引が必要です。
利益に対する税額が国内FXよりも高い
海外FX業者を利用する場合、利益に対する税額が国内FX業者よりも高くなることがあります。
国内FX業者では、一定の条件を満たせば、20%の所得税と2%の住民税で計算される雑所得として申告できます。
しかし、海外FX業者では、その条件を満たすことができない場合が多く、50%の所得税と10%の住民税で計算される総合課税の対象になることがあります。つまり、海外FX業者で利益を出しても、税金で半分以上持っていかれる可能性があるのです。
以上のように、海外FXはおすすめしない理由は多くあります。海外FX業者は、日本の法律や規制に縛られない分、自由度が高いですが、それは同時にリスクも高いということです。海外FX業者を利用する場合は、十分に注意して選ぶ必要があります。次の章では、海外FXが日本人トレーダーから人気な理由を見ていきましょう。
海外FXが日本人トレーダーから人気な理由
海外FXが日本人トレーダーから人気な理由
海外FXはおすすめしない理由が多いことを前の章で解説しましたが、ここからはたくさんのデメリットやリスクがあっても海外FXが日本人トレーダーから人気な理由について紹介していきます。
ハイレバレッジを活かし少額からトレードできる
海外FX業者の最大の魅力は、ハイレバレッジを活かした取引ができることです。おすすめしない理由でも出てきたハイレバレッジですが、国内FX業者のレバレッジは25倍までしか許されていません。
しかし、海外FX業者では1000倍以上のレバレッジを提供している業者もあります。これにより、少ない資金でも大きなチャンスを得ることができます。ハイレバレッジを使えることは、海外FXの大きな魅力の一つです。
ゼロカットシステム採用で残高以上の損失がない
海外FX業者の中には、ゼロカットシステムを採用している業者もあります。ゼロカットシステムとは、自分の口座残高以上の損失が発生した場合に、自動的にポジションを決済してくれる仕組みのことです。
ゼロカットシステムがあれば、ハイレバレッジを使っても追証（追加保証金）の心配がありません。国内FX業者では、追証制度が廃止されていますが、それでも口座残高以上の損失が発生する可能性はゼロではありません。
このようなゼロカットシステムを採用している業者は、トレーダーへ安心感を提供してくれるだけではなく、ゼロカットシステムを実装できる信頼のできる企業であると言えるでしょう。
MT4・MT5に対応しており快適な環境でトレードできる
海外FX業者の多くは、MT4やMT5という世界的に有名な取引プラットフォームに対応しています。
MT4やMT5は、高機能で使いやすく、さまざまなチャートやインジケーターを利用でるのが特徴です。また、自動売買やEA（エキスパートアドバイザー）というプログラムを使って、自分の好みに合わせた取引戦略を実行することもできます。
MT4やMT5を提供している国内業者もありますが、海外FX業者ではより多くの種類やバージョンを選ぶことができます。快適な環境でトレードするために欠かせないMT4やMT5があることも海外FXの魅力のひとつです。
以上のように、海外FXには国内FXにはない魅力的な特徴があります。
海外FXはおすすめしない理由もありますが、それでも海外FXを利用したいという方もいるでしょう。
その場合は、利用してはいけない海外FX業者の特徴やおすすめできる海外FX業者の選び方を知っておく必要があります。次の章では、その点について詳しく見ていきましょう。
【おすすめしない！】利用してはいけない海外FX業者の特徴
おすすめしない-利用してはいけない海外FX業者の特徴
海外FX業者の中には、悪質な業者も存在するため、海外FXを利用する場合は、業者を十分に注意して選ぶ必要があります。ここからは利用してはいけない海外FX業者の特徴について解説します。
信頼性の高い金融ライセンスを所得していない業者
海外FX業者は、日本の金融庁が認可していないため、自国の金融ライセンスを所得しているかどうかが重要です。金融ライセンスとは、金融取引を行うために必要な許可や資格のことで、信頼性や安全性の指標になります。
金融ライセンスは、国や地域によって異なりますが、一般的には英国のFCA（Financial Conduct Authority）、キプロスのCySEC（Cyprus Securities and Exchange Commission）、オーストラリアのASIC（Australian Securities and Investments Commission）などがわかりやすい指標となるでしょう。
これらの金融ライセンスを所得していない業者は、信頼性が低く、不正や詐欺の可能性が高いと考えられるため、利用を避けることを推奨します。
オフィスを構えていない名前だけの業者
FXの業者となるためには、特に厳密な審査は設けられておらず、インターネット上の申請だけで簡単にFX業者になることができてしまいます。そのため、オフィスを構えていない名前だけの業者も存在してしまうのです。
そのような業者は、実態が不明であるだけでなく、そもそもの連絡先や住所も偽っている可能性も考えられます。
オフィスを構えていない業者は、トラブルが発生した場合に対応できなかったり、出金ができずに逃げられたりするリスクがあるので、利用はしない方が良いでしょう。
利用者が少なくSNSで口コミを見つけることができない業者
海外FX業者の評判や信頼性を知るためには、実際に利用した人の口コミや評価を参考にすることが有効です。
しかし、利用者が少なくSNSで口コミを見つけることができない業者も存在します。利用者が少ないということは、サービスや品質が低く、人気がない可能性が高いと考えられます。
また、口コミが見つからないということは、業者の活用を判断をする上での情報が不足してしまいますので、利用者が少なく口コミが見つからない業者は、できる限り避けるべきです。
以上のように、利用してはいけない海外FX業者の特徴は、信頼性や安全性に欠けることが共通しています。海外FX業者を選ぶ際は、金融ライセンスやオフィスの有無、口コミや評判などをチェックすることが必要です。
逆に言えば、これらの特徴を持たない海外FX業者は、おすすめできる可能性があります。次の章では、おすすめできる海外FX業者3選を紹介します。
【安心安全】おすすめできる海外FX業者3選！
安心安全-おすすめできる海外DX業者3選
海外FX業者を選ぶ際は、信頼性や安全性に注意することが必要です。しかし、すべての海外FX業者が危険なわけではありません。中には、高い評価を受けている優良な海外FX業者も存在します。
ここでは、おすすめできる海外FX業者3選を紹介していきます。
XMTrading｜世界中1,000万人以上のトレーダーが利用
| 設立 | 2009年 |
|---|---|
| ライセンス | セーシェル金融庁 |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド | ドル円：0.1pips ユーロ円：0.45pips |
| 通貨ペア | 57種類 |
XMTradingは、世界中で1,000万人以上のトレーダーが利用している大手海外FX業者です。
英国のFCAやキプロスのCySECなど、信頼性の高い金融ライセンスを複数所得しており、安心して取引することができます。また、ゼロカットシステムを採用しており、口座残高以上の損失が発生することはありません。
さらに、最大1000倍のハイレバレッジやMT4・MT5に対応した快適な取引環境も魅力です。XMTradingは、海外FX業者の中でも最も人気がある業者の一つです 。
FXGT｜近年急成長中の最も勢いがある業者
| 設立 | 2019年 |
|---|---|
| ライセンス | セーシェル金融庁 |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド | ドル円：0.8pips/ユーロ円：1.4pip |
| 通貨ペア | 57種類 |
FXGTは、近年急成長中の最も勢いがある海外FX業者です。
セーシェル共和国のFSA（Financial Services Authority）によって認可されており、業者としての信頼性がしっかりとあります。
また、XMTradingと同様、ゼロカットシステムを採用しており、口座残高以上の損失が発生することはありません。さらに、FXGTでは最大1000倍のハイレバレッジで取引するこ
AXIORY｜運営歴10年以上の老舗海外FX業者
| 設立 | 2011年 |
|---|---|
| ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
| 最大レバレッジ | 400倍 |
| 取引手数料 | 6ドル |
| スプレッド | ドル円：1.2pips ユーロ円：1.4pips |
| 通貨ペア | 61種類 |
AXIORYは、運営歴10年以上の老舗海外FX業者です。
ベリーズ国際金融サービス委員会（IFSC）によって認可されているため、業者としての信頼性が担保されています。
また、上記2業者同様ゼロカットシステムを採用しており、口座残高以上の損失が発生することはありません。
最大レバレッジは400倍となっており、前述の2つと比べると倍率は劣りますが、海外FX業者の中でも長く安定して運営されている業者である安心感が人気の理由です。
【まとめ】海外FX おすすめしないは本当？
まとめ-海外DXおすすめしないは本当？
この記事では、「海外FX おすすめしない」は本当かどうかを解説しました。
海外FXには国内FXにはない魅力的な特徴がありますが、同時に危険なリスクも抱えています。海外FXを利用する場合は、利用してはいけない業者の特徴やおすすめできる業者の特徴をしっかり押さえた上で業者を選定していく必要があります。
この記事を参考にして、自分に合った海外FX業者を見つけてください。
